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フルメタルエアーガンと法律 Vol.3 あの事件から時も経ち、状況も変化し始めました。事件以前の文章はその2を御覧下さい

金色のメタルパーツが、販売されはじめ、 銃口を塞ぐためのパーツまでも、オマケでついてきます。(^^v
ユーザーの皆さんが、法律に反することが無いように!
と設定された、とても親切な販売方法です。

しかし、色の好みやカタチの好みは人それぞれ、千差万別です。
江戸時代には、身分階級によって、衣服や髪型は定めがありました。 現在これを法規制すれば、憲法違反となります。
21世紀の日本に、このように意味も無く色や形を規制する法律がまだ生きています。

現時点、黒いままのエアーガン用メタルパーツは どんどん販売されています。 (あるメーカーは、在庫限りで今後生産はしないそうです。)
黒のままのメタルパーツを、拳銃の(注1)エアーガンに組替えて、 の~んびりおもちゃのGUNを楽しんでいると、 罪の意識も無く、誰にも迷惑をかけないのに、 突然、犯罪者にされる可能性があります。
しかも銃刀法違反容疑(注2)で検挙されるのです。(お~ぉ!!)
もし逮捕され、その違法性を貴方が認めれば、 20万円以下の罰金を納めなければなりません。
フルメタルエアーガンで、罪を認めず裁判になったことが無いので、 銃刀法違反容疑を認めなかった結果は、想像しか出来ません。
銃刀法で逮捕されることは、違法内容(おもちゃの鉄砲)の対価として、 あまりに大きな、社会的制裁を受けることになります。

今もなお、銃刀法違反容疑での検挙率がカウントアップされても、 爆増する凶悪銃器犯罪は、たったの一件も減ったわけでもありません。(予防にすらない)
ご存知の通り、エアーガンをフルメタルにしても、殺傷力を持つわけでもなく、パワーは、全然強くなりません。 もちろん、実銃の弾丸を発射できるわけでもありません。
実際、「見た目判断」で言うなら、業界30年弱の私でさえ、 5mも離れると、プラか金属か定かじゃないわけでして。(目が悪くなった?・・歳か!?・・)

こんなわけで、この法律があることを十分認識されて、 フルメタルカスタムガンをお求めください。

合法的に、銃口の開いた、金色では無い、フルメタルガスガンを所有するため、 通常分解でお届けします。この状態で所持してください。
グロック等、ポリマーフレームの拳銃は、半分プラスチック・・・。
法には、金属製とあるだけで、何%とか具体性はありません。
その時々の判断なんでしょう、現在半分金属はOKみたいです。(保証なし) 行政判断も司法判断も、担当者が変わるだけでも変化します。
法の尊厳を守ることには、より積極的であるべきで、 やはり通常分解でお届け、この状態で保管しましょうよ。(備えあれば憂いなし)

通常分解とは、ワンタッチで分解組み立てができる状態です。 この状態では、銃のカタチではなくなり、 模造拳銃としての条件を満たしません。(私見です)
屁理屈と思われるかもしれませんが、存在理由不明な法律なので、 これで、十分法を尊重し、敬意を払ったと解釈して良いと思うのです。

なにしろ、貴方が検挙されれば、私も銃刀法違反教唆幇助の疑いをかけられ、 検挙される可能性があるらしいのです。お互いのために!

分解所持は、合法化のアイデアですが、 他に良いアイデアがあれば、是非教えてください。
みんなで、快適に法律を守りましょうよ。
大人のための、フルメタルガスガンです。 (18歳未満への販売は、致しておりません)


業界を束ねる組合組織は、まず、ユーザーの安全を図るために行動を起こし、 取り締まりの情報公開を、徹底することが大事だと思います。
(意外にも 当ウエブサイトが、多くの立場の方に読まれていることを認識いたし、 この場にて、お願いすることといたしました。)

注1:拳銃弾を発射するという観点から、サブマシンガン(短機関銃)も含むらしい。 (UZI、スコーピオン、マドセン、トンプ、等など)
短機関銃は拳銃ではないが、上記の解釈によって、下記「銃刀法」が適用されるということです。 ポリマーフレームの拳銃と同様、解釈に混乱を招きますよね。
そう、強いて言うなら、レストラン入り口のメニューサンプル(ワックスでこしらえた)を 食品衛生法で取り締まるようなことでしょう。

注2:銃刀法 第22条の2第1項
模造けん銃とは 金属で作られ、かつ、けん銃に著しく類似する形態を持ち、
    ○ 銃口が完全に閉塞されていない
    ○ 銃把を除く全体が白色又は黄色でない
ものを言い、原則として、所持しているだけで処罰の対象となります。
(この法律を作るのに、一体いくら税金使ったのかなぁ)

文責:PROTEC 代表 高橋 克也
以上の文章の無断転用転載をお断りいたします。

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